保育士の転職
保育士求人の月収(月給)って手取りは結局、これだけ?
保育士さんの待遇改善については大きな話題を呼んでいますよね。
でも、なかなか改善できないのが現状でもあります。
待遇の中でも、一番声を大きく叫ばれているのは、保育士さんの月収、特に手取りの金額ではないでしょうか?
こどもの命を預かるという大切な仕事をしているのに、手取りの給料が安いと、ガッカリしてしまう人も多いですよね。
そこで、今回は、保育士さんの月給の手取りを詳しくご紹介しましょう。

手取りって何?
そもそも、手取りと言うのは一体何の事をさしているのかご存知ですか?
毎月、給料明細を見てみると、最初の金額と、最後の金額では違いがありますよね。
この時、最後の方に書かれている金額が、「手取り」となります。
最初に書かれている金額は、「基本給」であったり、「資格手当」などがありますよね。
こちらは額面です。
この額面から、「保険」「税金」などが引かれたものが額面となるんです。
年収は大体、額面の合計で計算しますが、手に入るお金は「手取り」というちょっと減った金額になるんです。
この違いを知っておかないと、就職する時に「給与20万」と書かれていたのに・・・と不思議に思ってしまうかもしれませんね。
大体額面の8割程度が「手取り」となりますので、これを目安に考えるといいですよ。
保育士さんの月給はどこから?
これだけ、改善が叫ばれていてもなかなか改善されないのにはわけがあります。
それは保育士さんの月給がどこから出ているのか?ということです。
公立、私立関係なく、保育士さんの月収は国からの補助金に頼っているという現状でもあるのです。
保育園は福祉施設ですので、基本的に貧富の差で保育を受けられるかということのないようにしている制度でもあります。
なので、私立保育園でも、保育料を増額するには制限があります。
国からの補助金+保育料の8割程度が人権費という保育園が多いのです。
保育士さんの待遇改善をしようにも、上げ幅がないんです。
そこで絶対的に必要になってくるのは国からの補助金です。
保育士さんになりたい!と思える手取りの月収を
保育園の施設不足が叫ばれていますが、本当に不足しているのは保育士さんかもしれません。
保育士の資格は持っていても、実際に保育士として勤務していない人(潜在保育士)も問題になっていますよね。
こう言った人たちに何故ならないのか?と聞くと、一番に返ってくるのは
「賃金があわない」
という意見なのです。
保育士転職のサイトを見ても大体、保育士さんの月収は20万円前後、手取りは15万円程度にもなります。
これでは生活は成り立ちませんよね。
せめてもう少し保育士さんの手取り月収を増額すれば、潜在保育士さんは少なくなり、待機児童の解消にもつながると思います。
保育士の資格を持っている人が、「絶対保育士になりたい!」と思える環境づくりをすることが大切になってくるんではないでしょうか?
著者:茨城県在住・40代保育士・女性
【寄稿元/出典:保育士求人の月収条件 – binews http://binews.org 】
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