保育士として働く
憧れの保育士の求人、口コミで聞く実際の仕事ぶり
保育士は今、保育士不足と言われていてどの保育園も人材確保に取り組んでいます。
しかしそれでも、改善されない労働環境と、待遇に離職率が高いのも事実です。有効求人倍率はうなぎのぼり。
でも、数字だけ見ても、保育士さんってどんな仕事でどんな風に過ごすのかなんて見えてきませんよね。
そこで、実際に保育士として働いてきた私が、ぶっちゃけて保育士という仕事を教えちゃいましょう!

保育士さんって子どもと遊ぶだけの仕事じゃないの?
まず、最初に必ず言っておきたいのは、子どもと遊ぶだけの仕事ならここまで離職率が高くない、ということです。
これから保育士になろうと思って勉強しているのなら、うすうす感づいているかとは思います。
保育士は決して子どもと一日中遊ぶだけの、お気楽な仕事ではありません!
本当にこれは世間に向けて発信したいことです。
世間のイメージはとてもこれが強く、実際、友だちから
「いいなあ、保育士。楽しそう!」
なんて言われたことは数限りなくあります。
その度に、にっこり笑っては居ても心の中では「そんなことない!」と激しく否定したものです。
では、何がそんなに激務なのか、少し詳しくご紹介しましょう。
毎日の保育の準備が大変
保育実習を経験した方なら分かると思いますが、設定保育にするとそれに使う準備物を用意しなくてはいけません。
自由保育の日ばかりというわけにもいきません。
保育園によっては、毎日何か準備物を用意しておかなくてはいけない!なんていうところもあります。
保育園は日曜日以外は基本的に開いていますので、週6日分用意しなくてはいけません。
そうなると、毎日保育が終わってから準備し、次の日までには間に合わせないといけないのです。
時間的余裕もありません。
そして毎日のことになりますので、アイデアもなくなってきます。
焦ると更に何もできない!!なんてことになるんですね。
これがずーっと続きますから、ストレスに感じてしまうのも、仕方のないことです。
保育士はデスクワークの量も半端ない
保育士さんはデスクワークなんかしない!と思っていませんか?
それ、間違ってますよ。
保育士さんというのは、書類も多岐に渡りあります。
個人計画表というものもありますし、年長さんになると、就学前には小学校に提出する子どもの書類も増えてきます。
乳児には乳児で、連絡帳というものを導入している保育園も多くあり、毎日何時に何を食べて何時から寝てます、という一日の流れを書きます。
これだけでも、ぐったりですよね。
更にここに週案、月案、年間指導計画、デイリープログラム、園外保育計画書などなど、たくさんあります。
年に一度監査もありますので、それまでにはきちんと揃えておかなくてはいけません。こうなると、本当に一体いつまで仕事が続くんだ・・・という気持ちにもなります。
少しでもプライベートを充実させたいと考えて保育士転職のサイトに登録するのも手ですが、忙しい中で保育園の見学や転職活動、履歴書等の書類の作成を考えると、腰が重いのが現実です。
まとめ
いかがでしたか?
書いていて嫌な気持ちになるほど(笑)のくらい話題ですが、保育士さんであればわかる~と言ってもらえるのではないかなと思います。
こんなにへとへとなのに「子どもと遊んでるだけでらくそう」なんていわないで!と起こってしまう保育士さんの気持ちはいたいほどよくわかります。
著者:千葉県 30代女性 保育士
【寄稿元/出典: 【保育士求人市場に追い風】保育士の転職・復帰に思う事 】
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